クラシック音楽を愛するひとみさんは、震災後ずっと音楽をきく気持ちになれなかった。

ひとみさんが震災後初めて行ったコンサートは水戸芸術館で行われる水戸室内管弦楽団のコンサートだった。水戸芸術館もまた、震災でパイプオルガンのパイプの落下、ホールの天井金網の落下、美術ギャラリーでも天井の落下や展示の作品の損傷など、大きな被害を受けていた。活動再開の第一歩となったコンサート。団員の熱を帯びた演奏にひとみさんは、涙を流した。

「今まではすべてが当たり前すぎた。むしろ今の方が楽しい。一つ一つが貴重なんだって思えて、充実感があります。音楽を聴けることが、ご飯食べれることが、水が出ることが、生きてることが、ありがたい。日常生活が本当に大切で。大事な事は何なのか?って考えるようになりました。」

「音楽を聴けることが」
http://www.praylife.net/fukushimavoice/archives/iwaki/post_20.html